第20回FrontISTR研究会
<PCクラスタを用いたFrontISTRの並列計算ハンズオン/FrontISTRを組み込んだオールインワンCAEシステムのデモ>
今回は、並列有限要素解析の解説およびPCクラスタを用いた並列構造解析のハンズオンです。
WinPCを持参できる方を対象にしています。
内容は、第4回や第14回とほぼ同様で、UNIXのコマンド処理を中心としたFrontISTRの並列実行、並列計算による加速効果の確認などを実習します。
セミナーはいつもと違い、午前10時から開始し、午後5時に終了します (途中でお昼の休憩を入れます)。
セミナー後は、解析条件設定、並列構造解析、可視化といった一連のCAEプロセスを実行する技術を身につけることができます。
また、前回 (第19回) でご紹介いただいたFrontISTRを組み込んだオールインワンCAEシステムのデモも行います。
ハンズオンを含むため人数が限られておりますが、皆様奮ってご参加願います。
日時:2015年7月28日(火)10時~17時
場所:東京大学 柏キャンパス(千葉県柏市柏の葉5-1-5)環境棟 2階253室(講義室2)
主催:FrontISTR研究会
共催:東京大学革新的シミュレーション研究センター(CISS)
協力:日本計算工学会ベンチマークデータ共有研究会
参加費:無料
参加定員:10名程度 (WinPCの持参をお願いします)
参加申込 こちら
参加申込の際にはユーザーIDが必要です。
まだユーザーIDを取得されていない方は、予めユーザーIDを取得して下さい。そのあとに、参加申込をお願いします。
ユーザーIDの取得 こちら
注意事項
- 1台のWinPCを2~3名で共有してハンズオンに参加される場合は、代表者が参加登録してください(「通信欄」に他の参加者のお名前をお書きください)。
- WinPCは必ずウィルス対策をしておいて下さい。
- 今回のセミナーでは、UNIXに関する基本的なコマンド、(viなどの)エディタを概ねご存じのものとして解説します。
- 入力データと解析結果の確認のためにプレポストシステムREVOCAP_PrePostを利用します。
ただし、データ作成やREVOCAP_PrePostの操作方法についての実習は行いません。
REVOCAP_PrePostの操作方法については第14回FrontISTR研究会のページをご参照下さい。
- 各自のWinPCに、前もって、REVOCAP_PrePost、ターミナルソフト、ファイル転送ソフトをインストールし、稼働確認をお願いします。
<REVOCAP_PrePostのインストールと起動確認>
データリザバーの「最新版FrontISTRおよびREVOCAP_PrePost」のページ
(こちら (ユーザーIDの入力が必要です) ) から
64bitのPCを使用している方:「REVOCAP_PrePost(Installer64bit)-1.6.08(130928) 64bit版REVOCAP_PrePostインストールキット」
32bitのPCを使用している方:「REVOCAP_PrePost(Installer32bit)-1.6.08(130928) 32bit版REVOCAP_PrePostインストールキット」
をダウンロードし、インストールしてください。
インストールすると、複数の起動アイコンができますが、セミナーで使用するのは
64bitのPCを使用している方:REVOCAP_PrePost64_FISTR
32bitのPCを使用している方:REVOCAP_PrePost_FISTR
です。
これが起動できることもご確認ください。
<Puttyのインストールと起動確認>
計算機のログインに使用するターミナルソフトです。
PuTTY ごった煮版のダウンロードはこちらから
これが起動できることも確認しておいてください。
<WinSCPのインストールと起動確認>
ファイル転送に使用するソフトです。
WinSCPのダウンロードはこちらから
これが起動できることもご確認ください。
- インストールに関するご質問がございましたら、FrontISTR研究会事務局 fstr_seminar [あっとマーク] multi.k.u-tokyo.ac.jpへご連絡ください。
プログラム
- 10:00 開会挨拶
- 10:05 連絡事項
- スピーカーより(WEB、本日のスケジュール、研究会の趣旨、関連アクティビテイ紹介)
- 10:15-10:45 準備
- 本日の計算機環境の説明
- LAN環境への接続確認
- REVOCAP_PrePostの稼働確認
- 計算サーバ(tc)へのログイン
- サンプルデータの取得
- ファイル転送ソフトの稼働確認
- 10:45-11:15 はじめてのFrontISTR
- 一連の実行の流れ
- 入出力ファイル
- 逐次解析と並列解析
- 本日のハンズオンで使用する各種データの配布
- 11:15-11:45 FrontISTRのインストール
- インストールに必要なファイルの確認
- インストール手順の説明
- 11:45-12:00 質疑
(昼食休憩)
- 14:00-14:30 小規模サンプルデータの逐次実行
- REVOCAP_PrePostによるデータ確認
- tcへのデータ転送(FrontISTR入力データ、実行シェルスクリプト、など)
- 全体制御データ、実行シェルの確認
- 逐次解析
- 端末クライアントへの解析結果データ転送
- REVOCAP_PrePostによるデータ確認
- 14:30-15:00 小規模サンプルデータの領域分割と並列実行
- mpirun, machinefile
- 作業ディレクトリの確認
- 全体制御データ、領域分割のための制御データ、実行シェルの確認
- パーティショニング
- 並列解析
- REVOCAP_PrePostによるデータ確認
- 15:00-16:00 中規模サンプルデータ(drill)の並列実行、加速率の計測
- REVOCAP_PrePostによるデータ確認
- さまざまな領域数(=コア数)による並列解析
- 仕事率、並列化率、加速率、並列化効率の評価
- 16:00-16:30 FrontISTRを組み込んだオールインワンCAEシステムのデモ
- EasyISTRのインストールと実行
- 例題:梁の曲げ変形
- 16:30-16:50 質疑
- 16:50 今後のFrontISTR研究会のご案内、など
終了予定 17:00