Features概要

大規模並列解析に対応

FrontISTR は、並列有限要素法構造解析プログラムとして、Windows や Linux の PC クラスタから富岳などの超並列スパコンまで、様々な環境で並列計算を実行できます。大規模な構造物や複雑な非線形問題の解析で高い性能と効率を発揮します。FrontISTR は、MPI と OpenMP のハイブリッド並列により、分散メモリと共有メモリの両方の並列化を実現しています。

多様で実用的な解析機能

FrontISTR は、静的・動的応力解析、固有値・周波数応答解析、熱伝導解析など様々な解析機能を提供しています。応力解析では、有限変形問題や、弾塑性、粘弾性、超弾性、クリープなどの非線形材料、摩擦あり有限滑り接触を扱えます。FrontISTR は単なる研究コードではなく、様々な高性能有限要素や境界条件、自動増分・カットバック、リスタート機能、強力な線形方程式ソルバ群など、多数の実用的な機能を備えており、多様な実問題に利用できます。

プリ・ポストプロセッサとの連携

FrontISTR は、プリ・ポストプロセッサ REVOCAP_PrePost、3D パラメトリックモデラー FreeCAD、大規模可視化ソフトウェア Paraview などのオープンソースソフトウェア、また一部の商用プリ・ポストプロセッサとも連携しています。

オープンソースソフトウェアとして配布

FrontISTR は、MIT ライセンスのオープンソースソフトウェアとして提供されており、商用・非商用を問わず、無償で利用できます。ソースコードは gitlab で公開されており、どなたでもダウンロードでき、自由なカスタマイズが可能です。

コミュニティによる開発とサポート

一般社団法人 FrontISTR Commons は、FrontISTR のオープンソースソフトウェアコミュニティとして、FrontISTR の開発・配布、QA サポート、研究会開催、WEB 運営などを行っています。コミュニティに加入すれば、豊富な追加コンテンツにアクセスしたり、研究会へ参加できるようになります。コミュニティには有償サポートを提供する企業も参加しており、本格的な活用に向けた支援を受けることもできます。ぜひ加入してみてください。

FrontISTR はオープンソースの並列構造解析ソフトウェアです。

FrontISTR はカスタマイズしやすいオープンソースコードであり、研究開発・商用利用のための開発基盤として適しています。
自由に独自機能を追加することができ、モジュール化されたコードが開発や保守のコストを軽減します。
有償サポートなど、より発展的な内容についてはご相談をお待ちしています。